店長の鈴木です。
当店のトリミングサロンには現在定休日がありません。
ですが、新型コロナにより
家族の時間や夫婦の時間の大切さを改めて感じています。
私にとってはお客様も大切な家族です。
お休みを作るとトリミングできる頭数は減ってしまうかもしれません。
そこで、皆さんの定休日をinstagramでアンケートをとらせていただきました。
100人以上の方がアンケートに答えてくださり、
コメントもたくさんいただき、ホロリとくるくらいあったかくてうれしかったです。
結果はまた次回、まとめて報告させていただきます。
私が定休日なしで働く理由
在宅で母の介護をしながら、トリミングサロンをオープンして
定休日を作らず、2年が経ちました。
最初のうちは介護とサロンをどこまで両立ができるかわからなかったので、
看板も出さず、外装も築40年のボロボロのまま1年近く営業していました。
最初は予約も少なかったので、予約のない日がお休みでした。
2年がたち、ありがたいことに、
今では1日1匹も予約が入らない日は月に数日あるかないかです。
家での介護とサロンの両立をしながら2年間定休日なしで働いてきましたが、
コロナの事で、一歩立ち止まって、いろんな事を考える時間ができました。
🐾仕事=趣味
私はワンちゃんが大好きで
ワンちゃんのご家族も大好きで
トリミングが大好きです
トリミングでお客さんとお話しする時間=友達とカフェでお茶する時間
なくらい、トリマーという仕事が大好きです。
廃校を活用してペットの保護施設を作りたいという夢もあります。
そのためにも定休日なしで、できることを全力でやる!という強い思いもあります。
でも、そんな時に新型コロナがやってきました。
サロンをお休みにすると同時に、
大切な人がポッといなくなってしまう現実を毎日のニュースで目の当たりにして
とても怖くなりました。
🕰普段のタイムスケジュール
私は2016年に母が倒れて命が危ないと電話を受け、ワーキングホリデーをしていたオーストラリアから緊急帰国して、実家に帰ってきました。
実家では5歳年上の自閉症の兄と、脳出血による全身麻痺の母を、大工の父と協力しながらお世話しています。
愛犬のプードル2匹は家族全員のセラピー犬です。
結婚7年目の夫は単身赴任をしています。
私の朝は遅めです。8:00に起きて作業所に行く兄の準備を軽く手伝い、
母のおむつ交換、歯磨きをしてお顔を拭いて、吸引して胃ろうをすませます。
プードル2匹をつれて徒歩1分のサロンに出勤すると、
午前中1匹トリミングして
お家に帰って、吸引とおむつ交換をして、
ベッドから車椅子に母を移乗させます。
お昼の胃ろうが終わったら午後のトリミングをしにサロンに戻ります。
1匹か2匹トリミングをして、
17:00には家に帰って車椅子からベッドに母を移乗します。
最後にもう一匹入ってる時はサロンに戻ってラスト一匹トリミングをして
夜は大工の父が仕事から帰ってくるので、
最近は母の介護と自閉症の兄のお世話をバトンタッチしています
トリミングが終わったら一度家に帰って
父が買ってきてくれたスーパーのお弁当を食べます。
洗濯物も最近は父と兄がやってくれるので大助かりです。
今は家事はほとんどやりません。
サロンに戻ったら、そこからホームページの更新やメールのお返事などをしています。
深夜に家に帰り、母と同じ部屋で寝て、夜中に吸引やおむつ交換をするときもあります。
これはトリミングがたくさん入ってる時の話ですが
毎日バタバタ忙しい!
でもそれは私にとって楽しいイベントのようで。
やりたいトリミングと
やりたい介護を両立できてることで、楽しくて充実していました。
でも、
いま、新型コロナのことで立ち止まったことで
家族との時間が、すごく少なくなくなっていたことに向き合う事ができました。
特に、サロンを始める前は母とマンツーマンで2時間以上やっていた、
リハビリやマッサージをぜんぜんしてあげられていませんでした。
そして
日曜日のお休みに、県をまたいで会いに来てくれる旦那さんに合わせる事もなく
トリミングを入れて働いていたことも
それでいいって思っていたけど、
移動を自粛して会えない今
大切な人と普通に過ごせる時間って
当たり前じゃなくて
とてもとても尊いものなんだなって
新型コロナによって、考えさせられました。
サロンの定休日を決めて
この日は、母や家族と過ごす日。
この日は、旦那さんと過ごす日。
って決めた方がいいのかも……。
でも
お休みを決めたら
サロンに来ていただけるお客さんにご迷惑かけないかな
逆に不定休のほうがいいのかな
ってグルグル考えています。