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私がネットショップを始めたきっかけは母の病気でした。

私には動く手足があることを母に気づかされました。

私がネットショップをしている理由は3つのことを解決したいと思っているからです。


1,犬猫の殺処分問題

2,母や兄のような障害者の活躍の場がないこと

3,母校の廃校になった小学校が何も使われず朽ちていくこと


どれもただのトリマーが解決できるものではありません

無理だよと笑われたこともあります

しかし私はこのためになら、自分の人生をかけると自分に誓っています

『私なんかには何もできない』と見て見ぬ振りをしていた私の人生観を180度変えたできごとがあったからです。

2016年の2月でした

オーストラリアでトリマーをしているときに
日本で母が脳幹出血で倒れました

私には自閉症の兄もいるので、
母の入院中、兄のお世話をするためにそのまま実家での暮らしが始まりました。


母が倒れるまでは母が兄のお世話を全てやっていました。
私がオーストラリアから帰った初日に


兄が歯ブラシを持ってきて磨いてと素振りしたときには
兄はこんなこともできなかったのかと驚き
どうして自分でできるように教えておいてくれなかったのかと母のことを責めたい気持ちでした。

実家に帰ってから1年近くは父とも何度も衝突し
『お前が帰ってきて家の中をぐちゃぐちゃにされたんだ』

と言われるほど私は必死でした。

食事、断捨離、何が原因で母が倒れたのか
同じような生活を送っていた父や兄も倒れてしまうんじゃないかと
そんなことばかり考えていました。

兄の面倒も慣れていないと大変なことも多くてもきつく当たってしまうことがありました。

でも

自分のお店を持ちたいと思ったきっかけは、今考えれば兄がいたからでした。

いつかは私が兄の面倒を見ることになると、子供の頃から思っていました。
もし自分が結婚して子供が生まれた時には、母に子供の面倒を見てもらいながら
趣味程度に自宅でトリミングサロンをやりたいなーと思っていました。


でも、やるからには1人でも自信をもってサロン開業できるように
専門学校を卒業してから
専門学校の先生やサロン、病院、ドッグカフェ、プードルブリーダートリマー、海外にも渡って様々な経験を積んできました

それがまさか

これから母の介護をしながら店舗を構えるなんてそのときには夢にも思っていませんでした。

母は倒れてから1週間後に目を覚ましました
助かる見込みの方が少ないと言われていたので

HCUで母が私の手を握ってうなずいたときには

泣き崩れたのを覚えています。

母は脳出血による全身麻痺で1人では歩くこともできません

自分の唾もうまく飲み込めないのでこまめに吸引が必要です

食事も取れないのでお腹に穴を開けて管を通し、そこから栄養を入れています

半年間のリハビリから退院した母は今よりもっと動けなかったです

突然動けなくなった手足、食べられなくなった口、喋りたくてもうまくうごかない舌
おむつまで娘に変えてもらうようになった母の葛藤は、4年たった今考えても胸が苦しくなるほどです。

 

それでも毎日何時間もマッサージをしたり、一緒にリハビリをしていく中で

私には動く手足があって、動く口があって、考えられる頭があって、今を生きていられることが
奇跡だったんだと気がつかされました

この奇跡を使わないてもったいないと強く強く実感したことで
自分には何もできないと見て見ぬフリをしてきたことに真剣に取り組む決意をしました。

私が気持ち悪いと思うことは


1,犬猫の殺処分問題

2,母や兄のような障害者の活躍の場がないこと

3,母校の廃校になった小学校が何も使われず朽ちていくこと

この3つです。

 


ネットショップオープンから描く未来図


母が全身麻痺になったことで、今、自由に動く私の身体は奇跡だと思うようになりました。

自閉症の兄のように上手に感情を相手に伝えられない人だっている中、
私は考えたことをこうやって書き起こすことも、
誰かに伝えることもできるということに、今さら気がつきました。

逆に、

”全身麻痺の母や、自閉症の兄が、私にはないものをたくさん持っている”
ということにも気がつきました。

どうしたら母や兄のような人が活躍できるか。
多様性と謳われている世の中ですが、高齢者や障害者を必要とする場所はまだまだ少ないです。

そこで廃校になってしまった母校の小学校を活用したペットの保護施設が作れたらいいのではと考えました。
犬や猫を抱っこしたり、お散歩に行ったり、ご飯をあげたりすることは、
人にとっても、犬や猫にとってもプラスのものだとおもいます。

しかし

これには莫大な資金と人手が必要です。

ボランティアや寄付のみで回るシェルターだけで殺処分が無くなったり、
かわいそうなペットがいなくなるならそれは素晴らしいです。

ですが寄付金には限界があるのではないかと思います。


そこで、まずはネットショップを通して、
たくさんのトリマーさんや看護師さん、獣医さん、トレーナーさんなどのペットのプロと、
犬や猫のアイテムに興味のあるたくさんの方と繋がりたいと思いました

私1人ではできないけど
ペットのプロが集まれば不可能なことも可能になるんじゃないかと考えたのです。

私の母校は市の決まりで、学校としてなら校舎を貸してもらえます。

そこで犬や猫のことはもちろん

様々な職種を学べる大人のキッザニアのような1日から学べる専門学校が作れたらと考えています。

月額制にしていろんな学びが学校内の様々な教室でできるなんて

文化祭みたいでワクワクしてきませんか?

その中の1つの教室では

保護犬のお手入れをするという教室があって

トリマーさんを対象に
保護犬の心のケアや、トリミングの注意点などをしっかり学んんでいただき

たくさんのトリミング道具やハサミも無料で試せるようにして

気に入った道具はその場でもネットショップでもご購入いただけるようにしたいです。

たくさんの方に来ていただければ、
もしかしたら、保護犬を気に入って自分のおうちに迎えてくれるかもしれません

 

今はそのために資金作りが必要です。
トリマーさんや犬猫好きの方に喜んでいただける

ネットショップを作って、当店のアイテムを通してこの思いに共感してくださる方と繋がりたいと思っています。

 

 


経歴


*ネットショップ サンサンサン ドッグケア 
*時間制トリミングサロン333Dog-Care

トリマー歴 16年
1984年生まれの36歳です。

専門学校卒業後、トリミングサロンオープンに向けてたくさんのお店で経験を積んで来ました。
今まで務めたサロンや動物病院とは、今でも連絡を取っているくらい良好な関係です。

色々なお店や病院と、海外のトリミングも学び、

平成30年3月30日戌年に、<時間制トリミングサロン333Dog-Care>をオープンしました。

●経歴

埼玉 大宮国際動物専門学校 卒業

埼玉 大宮国際動物専門学校 入社

神奈川 トリミングサロン

東京 ドッグカフェ

東京 動物病院 トリマー兼看護士

派遣トリマー

埼玉 プードルブリーダートリマー

オーストラリア トリミングサロン4店舗掛け持ち 動物病院トリマー

2018年 時間制トリミングサロン 333Dog-Care  オープン

●資格


愛玩動物飼養管理士2級

厚生労働省認定日本愛玩動物技能協会社内検定 トリマー指導員2級

 

 

母校の廃校を活用して障害者、高齢者も活躍できて、子供達がいつでも利用できる
ペットの保護施設
《みんなのがっこう》の立ち上げ運営を目指して。